資格の凡次郎👺

自己研鑽として資格学習が好きな新卒1年目 銀行員

簿記3級は実生活に役に立たない!?

こんにちは。凡次郎です。

 

月曜日の憂鬱な仕事を定時で切り上げて、ダッシュで帰宅し、この記事を書いています。🏡🚶💨

 

今私は日本海側に住んでいますが、ついに、こっちにもジメジメした暑さが来てしまいました… 月曜日の朝からジメジメ、、憂鬱でしたね。1日お疲れ様でした。

 

 

さて、今日扱う記事は、簿記の実生活で役に立たないのか?という内容です。

 

 

結論から言うと、簿記で見ていた企業の収入支出などを自分ごととして捉えることで、実生活に大いに役立てられると思います。

 

 

⓪自己紹介

・スペック

都内の私立大学(MARCH)に入学。現在金融業界で働く社会人1年目の男。

 

地頭はもともと悪く(特に文系科目以外)、両親と3人の兄弟はいずれも勉強嫌いで高卒で働く道を選ぶ。一番年が近い兄が力仕事の仕事で疲弊していく姿を見て、自分にはその道では身体がもたないと感じ、高校2年生から本格的に勉強に励む。そして、やっとの思いでMARCHに入学。

 

大学在学中には、自由な時間をアルバイトと勉強に費やすことが多く、主に4つの資格を在学中に取得した経歴を持つ。

 

・英検準1級

・TOEIC880点

日商簿記2級

・宅地建物取引士

 

 

 

・そもそも簿記3級を受けた理由

なんとなく

 

私が、簿記3級を大学一年時に取得してからはや4年が経ちました。大学に入学してすぐの6月に簿記3級を受けました。

 

あの頃、なぜ入学前は聞いたこともなかった簿記テストを受けたのか・・・

 

 

それは、なんとなく周りが受けていて役に立つらしいからでした。

 

大学に入学してからというもの、やりたいこと打ち込みたいものがなくて本当に暇でした。

サークルもその頃には幽霊部員になっていたし、アルバイトもあまり人間関係の良くなかったコンビニのバイトに安住し始めたころで、どこか打ち込めるものが当時は欲しかった。

 

そういう状況で周りの後に公認会計士になる友達が役に立つらしいという理由で勉強を始めたことから、自分もそれに靡く形で勉強を始めました。

 

 

すると、仮方?貸方??勘定科目???といった感じで簿記が会計の知識として必要なのは知っていましたが、「なんだこの勉強は・・・勉強しても生活に全く役に立たないじゃないか!」と思っていました(笑)

 

 

その理不尽に耐えた勉強の成果は・・・?

 

幸い、毎日熱心に勉強に誘ってくれた友人のおかげで、試験では9割以上を取って合格(7割以上が合格)出来ました。

 

結局、大学生活で打ち込むことがなかったので1年後に2級も取得することになるのですが、当時の自分は本当にこんな資格役に立つのかと思っていました。

 

 

ですので、本記事ではそんな自分のようなことを考えている簿記を学習している方に向けて簿記を実生活に応用できる考えを共有していきます。

 

①そもそもなぜ役に立たないと言われているのか

・取得人数が多い

・独占業務がない

この2つだと思っています。

 

・取得人数が多いから

 

コロナ前年3回あった簿記3級試験は、試験9回で受験者総数は927,207人で、合格者は、346,256人出ています。この合格者数を実際に試験に参加した人数726,000人で割ると合格率が47.7%ある事になります。

 

確かにこのデータを見ると合格者数も毎年10万人以上いるし、難しい試験とは言えないですね。

コロナ前 直近3年度の試験データ

 

・独占業務がないから

 

私は、大学時代に、バイトを探していた時に、簿記を所有する経理担当者のアルバイトや正社員を探している求人をインターネットでよく見かけました。

 

しかし、覗いてみると簿記2級以上かつ実務経験が1年以上ある人が応募要件となっており、簿記3級なんて役に立たないんだなと思い知らされました経験があります。

(稀に3級でも応募できるものもありましたが、もれなく実務経験が要件に入っており、高時給バイトを泣く泣く逃したことを覚えています。)

 

 

確かに簿記には、その資格を持っているから出来る資格というものはありませんので、私と同じように資格を持っているのに生かすことが出来なかった人が役に立たない資格と思うのも無理はないと思います。

 

では、せっかくとった資格を生かす方法はないのか・・・

 

 

次の章で自分が行っている役に立たせる方法を提示します。

 

 

②簿記3級を役にたたせる方法

 

 

1.買い物をするときのものさしにする。

 

簿記3級を勉強することで、モノの価値を正しく考えられるようになるから可能になります。

 

たとえば、簿記では「減価償却」を習います。これを買い物にも応用できると思いませんか? 

 

例えば、洗濯機を買いたいなーと思っている時です。

 

A.耐用年数が3年で3万円の洗濯機

B.耐用年数が7年で5万円の洗濯機があったらどっちを買うべきでしょうか。

 

これは、「減価償却」の観点だけで考えるとBの5万円の洗濯機を買うべきということになります。

 

減価償却では、購入価格を耐用年数で毎年償却(減額させること)させるので、この場合毎年の減価償却費がAは1万円、Bは7,142円ということになります。

 

安いものに飛びつきたくなる気持ちはわかりますが、このような考え方を持っていくことで一度冷静になってモノの価値を考えられるようになります。

 

このような考え方が出来れば、満足度の高い買い物ができるようになりますね。

 

 

2.家計の改善点を把握できる

 

簿記3級では、小規模な会社の決算書を作れるレベルということですから、もちろん個人の財務諸表(家計簿)をつけるなんて簡単なことですよね。

 

簿記の知識がある人が家計簿をつけるようになれば、

家計の改善点がわかるようになります。これが一番のメリットだと思います。

 

例えば、自分が1年後までに10万円貯金したいとします。

 

すると、簿記3級を持っている人なら

 

自分の収入と支出はいくらあって、毎月どのくらいを貯蓄に回すのかを瞬時に考えると思います。

 

この考え方が非常に重要です。支出を減らす方法を考える人や収入を増やす方法のどちらかを考える人が多いと思いますが、簿記をやっている人は財務諸表という資産と負債であったり、損益の合計を見てきています。

 

つまり、家計や企業の全体を見る力があるということです。

 

 

家計簿を見て、支出はどう改善したらよいか。

 

また収入はどの改善したらよいかを同時に考えられるのは簿記で培った立派な力だと思います。

 

 

まとめ

 

今回は、簿記3級を実生活に生かす方法について書いてみました。

 

結論としては、

自分の買い物を企業の買い物として捉え、最適化すること

自分の家計簿を企業の財務諸表と捉え、最適化すること

 

が重要です。

 

簿記の学習は大変ですが、勉強したことはしっかり役に立つと思います。

一緒に頑張って生活を豊かにしていきましょう。

 

 

それではまた!